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ロイヤル・グローブ
ハワイアン・ショッピングセンターの改装工事は始まってから二年近くになりますが、だいぶすすんできて、改装前には滝のあった中央部分の一帯はすっかり様変わり、「ロイヤル・グローブ」とよばれる緑の多い空間になりました。
現在のロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターから海岸沿いのホテルの立ち並ぶあたりは、古来「ヘルモア」と呼ばれる椰子の木が一万本もあった風光明媚なところだったそうです。
ここにはカメハメハ大王もオアフ島征服後住居を構え、子孫のカメハメハ5世も別荘を建てたのです。
「ヘルモア」という言葉はハワイ語で「鳥が引っ掻く」という意味、パロロ・バレーのカアアウ・クレーターにいたカアウヘルモアという鳥の神様にちなんでいるようです。新たにショッピングセンターの東西を結ぶために架けられた通路の支柱の銘板には、この鳥のことを詠ったメレ・フラの冒頭部分が記載されています。
このメレ・フラは銘板に記載された英訳によると「The wind blows, coconut fronds sway, Kaoli Blossoms
dance on the plain(風が吹き、コナツの葉がそよぐ、Koaliの花が野原で咲き踊る」というふうになります。
この支柱の後ろ側の池の奥にはパウアヒ・ビショップ王女の像があります。カメハメハ大王の孫にあたるパウアヒ王女は王家の財産を相続し、その遺産は現在もビショップ財団が管理しています。
このロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターの一帯の所有者もビショップ財団。学問に熱心だったという王女の遺志はカメハメハ・スクールなどに生かされているのですが、王女の像も本を広げて、少女に読んであげているようです。
このロイヤル・グローブで今月から月に一度ロイヤル・ハワイアン・バンドの演奏をお昼過ぎに聞くことができるようになりました。ロイヤル・ハワイアン・バンドはカメハメハ3世によって、1836年に設立された楽団。今でもホノルルでの色々な催しやパレードに参加して市民に親しまれています。
ロイヤル・グローブでは、時間を決めて色々なパフォーマンスが披露されています。ワイキキでのショッピングや食事の合間に、ハワイの音楽や文化に触れるのもいいものですね。