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ハワイ鉄道 列車の旅
ハワイではサトウキビやパイナップルのプランテーションが盛況だった時期には、各島で軽便鉄道が走っていました。その面影はマウイ島のサトウキビ列車で今でも楽しむことが出来ますが、ハワイ島にも小さな鉄道の博物館があり、オアフ島でも昔の線路を走る列車があるのです。
1889年から1947年まで、ホノルルのダウンタウンから西海岸経由でハレイワ・カフクの間をオアフ鉄道が運行していました。このオアフ鉄道のエヴァからカヘ・ポイント(コオリナの先)の間の線路を整備して、1970年から非営利団体の「ハワイ鉄道協会」が毎週日曜日の午後に列車を2往復運行しているのです。
出発点はエヴァのレイトン通りにあります。この付近はサトウキビ工場跡などの歴史的な建物がある地域です。当時の時刻表を見ると「エヴァ・ミル駅」は列車の終始発でもあったようで、引込み線も多く、今は半ば壊れかかった客車や貨車も留置されていました。当時の機関車も静態保存されています。
この日の編成は機関車(近年まで米本土の海軍基地で使用されていたもの)と貨車を改良した客車5両。それに当時の貴賓車も連結されていました。客車はトロッコのような吹きさらしですが、晴れていればハワイの風に吹かれながらの列車の旅が楽しめるわけです。
出発した列車は、エヴァからカポレイの住宅や工場地帯、そして原野を走ります。道路と交差するところでは、まず列車の方が止まり、助手が降りて、やってくる車を止めてから、おもむろに走り出すというのんびりしたものです。
コオリナのゴルフ場では列車はホールの間を進みますので、グリーンでパットをしようとした人、またショットを打とうとした人が、手を振っています。やがて進行方向左側に海が見えてきます。海沿いに暫く走り、Hパワーのプラントのあるカネ・ポイントで小休止。ここから折り返すことになります。
列車の運行中は英語にはなりますが、沿線の説明やオアフ鉄道の歴史についての説明があります。走行中の風景は特に見事ということはありませんが、車から見るのとはまた違うオアフ島西部の眺めを楽しむことができます。
この列車は毎週日曜日の午後1時と3時にエヴァを出発し、往復で1時間半の旅となります。運賃は大人10ドル、子供とシニアは7ドルです。貴賓車は原則として月に一日のみの運行。貴賓車は14席で一人20ドルです。
この日も思ったよりも多くの人がハワイの列車の旅を楽しんでいました。時間的に余裕があれば、ビーチでもショッピングでもないハワイを、その歴史を考えながら楽しむことができるのではないでしょうか。