ハワイ島ヒロからのアロハ便り
第8回 2008年6月16日号
ハワイ島ヒロからのアロハ便り第8回メイド・イン・ヒロ!Hawaiian Ti Shirt 手染め工場訪問インタビュー
ティーの葉
プリントしたら出来上がり!
ハワイ島ヒロからアロ~ハ!
すっかり夏模様のハワイ島ですが、これから日本は梅雨の季節ですね。こちらは一年中安定した気温ですので衣服の衣替えなどしなくてもいいのが住んでいて楽な点です。今日はそんな衣服に焦点を当てたトピックをお届けいたします!
ハワイに居ると、ティーリーフ、と呼ばれている植物をよく眼にします。地元の人に親しまれているこの植物は、家の周りに垣根の代わりのように植えられていたりするので皆様も多分よくご存知だと思います。レイやフラ・ダンサーのスカートの素材として、また食べ物を蒸すときに包む食材として使用されたり、さらには頭痛や解熱剤などに使用される薬草としても活躍するなど、ハワイの人々の生活に深く浸透している植物です。
古代からハワイの人はこのティーの葉には魔除けのパワーが宿っていると信じてきました。その言い伝えによるとこれを身に付けることにより邪気を祓うことができ、身を守り、幸運を呼ぶことができるというのです。そんなティーリーフの特徴にインスピレーションを受けた商品が最近ハワイ島ヒロで作られ始めました。それが今回この「アロハ便り」でご紹介させていただくハワイアン・ティー・シャツ(Hawaiian Ti Shirt)なんです。
ハワイ島ヒロの郊外、パナエヴァに住む地元FMラジオ局のDJ、エドガー・オンバック氏がこのTiシャツの発案者です。エドガーが、このティーの葉で染めたシャツを作ろうと思ったのは、只単に自分の為のラッキーTシャツを作りたい、ということがきっかけでした。幸運のシンボル、魔よけのパワーを持つ薬草。そのパワーを簡単に身にまとうことができたらといいな、という単純な発想だったのです。以前から趣味でTシャツを作ったりしてきたエドガーは、この「グッドアイデア」を早速実行に移します(この実行力が何よりすばらしいところですよね!)
そしてティーの葉で染めたシャツを試作品として作ってみたところ、出来上がりは思った以上に好評でした。「もしかしたらこれはいけるかも!」と云う感触を得たことを励みに、試行錯誤を繰り返しました。自然の植物の染料を使った染物の手法というのは古来からあるものですが、エドガーは独自の手法と情報源、染めに関する文献や友達からの助言などを参考にとにかく根気強く色々と実践、試してた結果、やっと現在の「商品化」状態に辿り着いたそうなのです。それにしても新しいものを完成させるにはやはり「根気」の一言なんですね!
さて、自分が着る為に作った幸運と魔除けのパワーが宿ったハワイアンTiシャツ。エドガーに手作りの行程を見せていただくことにしました。ヒロの中心地から車で15分程走った住宅街にあるのがエドガーの自宅。ここはパナエヴァと呼ばれている地域で動物園やマカデミアナッツの工場等があり、神話にも出てくるので有名な森林地帯。そこに奥さんのデビーさんと双子のお嬢さんの4人で住んで居ます。
自宅の周りにはもちろん、たくさんのティーの木がたくさん植えられておりました。にこやかに迎え入れてくれたエドガー氏、さっそく 家の裏に案内され作業場を見学、Tiシャツ作りのデモンストレーションをしていただきました。ここで特筆すべくことは、彼のTiシャツに使われているティーの葉は全て自家栽培されている、ということです。決して食べるものではないのですが、素材として使われている物が安心そして安全である、ということはやはり大切ですよね。
さすがに大事に手入れされているティーの葉は青々としていてとても状態のよい葉ばかり。エドガーはその中から更に良い状態の葉を選びぬきます。3~4枚採ったところで12歳になったばかりの娘さん達を呼びお手伝いを要請。このTiシャツ作りの作業は殆どが週末に行われるのでお嬢さんたちの時間のある時は家でお父さんのお手伝いをしてくれるのだそうです。裏庭で家族団欒の時を過ごしながら、娘さんたちは慣れた手つきで作業に取り掛かりました。
先ずはティーの葉の芯を取り除き、細かくはさみで切っていきます。それをジューサーに適量の水と入れ「ティーの葉ジュース」ができるまでブレンド。次は液体だけが残るようにバケツの上にざるとガーゼを置き、それにミキサーで混ぜたものを注ぎ込み漉します。そうすると繊維となったTiの葉のカスだけが残り、きれいな緑色のジュースの出来上がり。ちょっと見た目「アオ汁」ジュースみたい。これ、もしかして飲んだら健康に良いのかも。誰も未だ試していないのでしょうか?!それはさておきここまでが双子ちゃんたちの作業。
お次は本番(?)、いよいよお父さん、エドガーの登場です。先ほど出来上がったバケツ8分の1くらいの量のTiジュースを大きな鍋に流し込み煮込みます。この工程で一緒に煮込む材料である塩と水を足し、ぐつぐつ煮立つのを待ちます。でも只なにもしないで待っているわけではありませんよ!ゆっくりとカヌー用のパドルを使ってかき回しながら待つのです。待つこと20分ほどでしょうか、大きな鍋から湯気が上がり始めました。
いよいよこの鍋を移動させるのに、一人では無理なのでここでエドガーの良きパートナーである奥様のデビーさんが登場。鍋を煮ているガスコンロのすぐ近くにセッティングされたお風呂としても使えそうなくらいの大きさの桶を目指して二人で鍋を移動させます。そしてザバ~っと煮立ったジュースをそこへ流し込み、染料が綿の繊維に馴染むように水に漬け込み絞ってあった真っ白のTシャツを桶に入れます。
先ほど登場したカヌー用のパドルを使いながらゆ~っくり優しく混ぜます。見る見るうちに深いエメラルド・グリーンに染まっていく白いTシャツ。こちらも只漬けておくだけでなく5分おきに丁寧にパドルでかき混ぜます。そうすることによって染め上がりの粗をなくすことができるのだそうです。そして写真でご覧いただける様に大変上品な緑色に染まったTシャツの誕生となるのです。
桶から取り出したシャツは洗濯機へ直行。一回水洗いをし、その後乾燥機に入れて乾かせば出来上がり!一度にできるTiシャツは20枚なので在庫の状況により、週末に集中してこの手染めの工程を数回繰り返します。もちろん乾燥された後にプリント・デザインを摺っていくのでこの後も未だ作業は続きます。もちろんプリント・デザインもエドガーが独自に作っているデザインなので、まさにメイド・イン・ヒロ、メイド・イン・エドガーな商品なのです!
現在これらHawaiian Ti Shirtsの商品はハワイ島ヒロ、ダウンタウンにあるセレクトショップ、「ハナホウ」のみで取り扱われております。商品のラインアップとしては通常のコットンのメンズ&レディーズTiシャツ、オーガニック・コットンのメンズ&レディーズTiシャツ(価格は$20.00~$22.00の間)、更に大きなサイズで大変使いやすいキャンバス・バッグ($15.00)などがあります。今後は定期的に新作を発表していくそうですので目が離せませんね♪
商品はエドガーの運営するハワイアンTiシャツ・ウェブサイトがあるのでこちらからも通信販売が可能です。
吉田 玲子
ハワイアンTiシャツ関連情報:
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Hawaiian Ti Shirtホームページ:
http://www.hawaiiantishirt.com
オーガニック素材のTiシャツなど、商品も色々!
通信販売可能です。
日本語でのお問い合わせは下記のメールアドレスまでどうぞ!
japansales@hawaiiantishirt.com -
取り扱い店:ハナホウ(Hana Hou)
住所:164 Kamehameha Ave. Hilo, HI. 96720
電話番号:808-935-4555
営業時間:9:00~17:00(月~金), 9:00~16:00(木), 9:00~15:00(日)
定休日:米国の主な祝祭日 -
エドガーの声が聞ける!地元ラジオ局情報:
エドガーが早朝から昼まで勤務しているのがLAVA105FM。地元のリスナーに支持されているハワイアン・オールディーズをオンエアしているFMラジオ局です。こちらでオンエアする天気&ニュースを担当し、「芸名」エディー・オー(Eddie O)で知られるDJです。私もこちらの流す音楽は大好き!是非ご拝聴ください♪
