ホーム  >  ハワイ島ヒロからのアロハ便り 第14回2008年10月1日号

ハワイ島ヒロからのアロハ便り

第14回 2008年10月1日号

ヒロでがんばる地元若手ミュージシャン!!

アローハ・カコウ!皆様お元気ですか?

今回のアロハ便りはヒロのB級グルメという趣旨に焦点を当て、自称「ロコのB級グルメ・ハンター」の私が、読者の皆様をご案内いたします。
ハワイ島ヒロは意外(?)にも、行政& 商業の中心地なんです。が、ここはローカル色の強い土地柄からか、いわゆるお洒落な一流レストラン、という類のお食事どころがほとんどありません。その代わり、地元の人たちが好んで外食をする「近所の台所」感覚のお食事所が実はたくさんあるのです。
そこで今回は「B級」ということでまず基本的に「安くて美味しい」、「ガイドブックにほぼ載っていない」、それから「地元人の支持を得ている」、という三つの条件をクリアしたお店をリストアップさせていただきました。
さあ、それではここからが本編です。美味しいレポート召し上がれ!

ドンズ・グリル

ドンズ・グリル外観
今年で20年になるこの佇まいは昔と変わらない

こちら筆頭で登場するのは、ヒロの地元新聞社「ハワイ・トリビューン・ヘラルド」の人気投票において、何度も受賞し、今年も見事「ベスト・オブ・イースト・ハワイ2008年」の「ベスト・ファミリー・レストラン」部門でナンバーワンの座に輝いた実績のあるレストランです。
ちょうど今年の9月20日で20周年記念という節目を迎えたお食事処ですが、相変わらず昼夜いつ行っても混んでいる人気スポットです。
お食事に来ているお客様は、ほとんどがロコの常連客。そこからも、いかに地元民に支えられているかが計り知れます。その人気の根強さは、やはりロコの舌とお財布具合に合った美味しい料理を出している、ということに尽きるでしょう。

オーナー兼社長のドン・ホオタさんはハワイ島ヒロで生まれ育った日系三世の生粋のヒロっ子です。
「高校生の頃からレストランをオープンすることが夢だった」、と語るドンさんはワシントン州の大学とサンフランシスコの料理学校で勉強し、卒業後ホノルルで5年間一流ホテル等で修行を積み、故郷ヒロに戻りました。

ドンさんとウェイトレス
これがオーナーのドンさんと笑顔
がキュートなウェイトレス嬢

彼は見るからに純朴そのものな人。なんと自分のアイデンティティーは表には出さずに、自分の社員であるウェイターやウェイトレス達に混じって、ほとんど毎日一緒に手伝いをしています。なので、彼のことを知らないお客様からは「ずいぶん年取ったバスボーイ(ウェイターの助手)だね~!」と、従業員として間違われることも多々あるそう。
私もここを教えてくれたロコ・ボーイの主人に紹介してもらわなければ絶対に「社長さん」とは思わなかったでしょう!オーナとは思えないほどよく働く大変腰の低い人、というのがとにかく第一印象です。
その庶民と変わらぬ目線で出されるメニューがヒロの人々の感覚にマッチしているんですね。
ドンさんのビジネス哲学は「来店するたびに清潔で、フレンドリーでサービスが良く、しかも早く美味しい料理が納得価格で提供されれば、どんなレストランでも成功できる」ということ。その彼の哲学が本当に実践されていることが、ドンズに行くとよく分かります。

レストランの場所は、ショートブレッド・クッキーのお土産で有名なビッグ・アイランド・クッキーズと同じ並びにあり、CU(クレジット・ユニオン)という会社のオフィスビルの真向かいにあります。

「レストランの計画を練っているとき、CUの前だったら社員が食べにくるだろうと思ってね。ちょうど両親がこの土地を所有していたこともあり、そこで事務所を建てる代わりにレストランを建設することにしたんです。でも開店してから一年もしない内に増築が必要になって、父の案で現在のガラス張りのエリアを足したんですよ」。
メリー・モナークの会場からも近いので、そういう意味ではイベントのときなどに利用するにもとても便利な立地条件なのです。

お勧めのお料理は?とドンさんに聞いてみました。

メニュー
ファミリー・ディナーに出かけるのには
最適なレストラン

「ミックス・プレート(ポークカツレツ、グリルド・マヒマヒ、テリヤキ・チキンの人気メニューが一皿に集まった定食。これにスープ又はサラダ、パン又はご飯又はフライドポテト、それにドリンクが付いてたったの$10.95)、ラザニヤ、等かな?
当店ではご当地人気メニューのロコモコやハンバーガー・ステーキなども食べれるので是非お試しください!」という嬉しいメッセージもいただきました。
もちろん子供用のケイキ・メニュー(10歳以下)も有りますのでまさにファミリー・レストランとして、老若男女が一同に利用できるのが嬉しいポイントです。

店名の由来を聞くと「ヒロは狭い町だし、友達が自分の店に来る場合、きっと『ドンズに行こうよ(ドンの所へ行こうよ)!』という話になるだろう。だったらいっそのことそのまんまの名前を使って『ドンズ・グリル(ドンのグリル)』にしよう!ということになったんだ。
自分の名前を店名にして一つ困ったことは『ドンって誰のこと?』と、必ず聞かれるって事かな?」と言って陽気に笑っていました。ドンさん、これからも益々千客万来で美味しい料理を提供し続けてくださいね!

カワモト・オカズヤ&ヒロ・ランチ・ショップ&ルーシーズ・オカズヤ

オカズヤ、とは日本でいうお惣菜屋、又はお弁当屋さんのような存在。プランテーション時代の日系人労働者達がランチとして持参したお弁当。その中身は白いご飯とオカズが必ず入っていました。
その「ベントー」スタイルがそのまま地元社会に浸透し、お惣菜を好きに組み合わせてテイクアウトできる「オカズヤ」へと発展したのだと思います。

今も昔もほとんどが夫婦共働き。これもプランテーション時代の名残りだと思いますが、働くお母さんの心強い助っ人として、昔からこのハワイ特有のオカズヤの存在は無くてはならない存在であったのだと思います。

という訳で、オカズヤの開店する朝6時ごろは、仕事場へ向かう前にお弁当を買って行く人達で早朝とは思えないほどの人がいつもたくさん訪れるのです!
大抵はスパム・ムスビや稲荷寿司(地元では何故かコーン・スシと呼ばれています)、煮しめ、鶏肉の醤油煮など、和食なんだけど、どっかハワイローカルの味付け、といったお惣菜が並んでいます。

カワモト・オカズヤ外観
ヒロの歴史と共に歩んできた現存するお店の数少ない一軒だ

どれも美味しそうで食いしん坊の私はいつもどれを選ぶのかで一苦労。どこのオカズヤも、それぞれの「お袋の味」を売りにしているので甲乙付け難いのですが、新旧のファンを惹きつける地元ナンバーワンはやはり何といっても… 「カワモト・オカズヤ」でしょう!

さあ、このお店を知らない地元ヒロっ子はいない!と言えるほどカワモト・オカズヤは知る人ぞ知る存在です。誰しもが口々に「カワモトがハワイ島で一番美味しいオカズヤ!」と断言しますもんね。
私もお店に一歩入った途端に時代錯誤の感覚を経験しました。この50年程ずっと変わっていないんだろうな~と感じさせる雰囲気は、閑散とした当時のまんまのお店の外装と内装から滲み出ています。変わることなく使用されている(であろう)木枠でできた(しかも網戸付き)の食器棚と陳列棚が又いい味をかもし出しており、まさにアンティーク!さすが老舗のお店らしい「味で勝負!」といったオカズヤです。早く行かないと「売り切れたらごめんなさい」になってしまうので、覚えておいて下さいね!

カワモト・オカズヤ外観
この陳列棚の中に並べられたお惣菜から好きなものを選ぶ
カワモト・オカズヤ外観
この木枠の棚にカワモトの歴史を垣間見た!

「カワモト」に続き人気が高いのは「ヒロ・ランチ・ショップ」。こちらはメリー・モナーク会場の道を挟んで真向いにあるお店で、ここの「プレート・ランチ」(昼定食)は前出の地元紙の人気投票でベスト・プレート・ランチ賞に輝いています。
ヒロ空港に近いことや幹線道路に近いことから便利なロケーション、というのもロコの利用度の高さを保っている要因でしょうね!もちろん美味しいことは間違いありませんので是非お試しください!

ヒロ・ランチショップ
左:外観から判断すると大した事無いように見えるけれど、実はオノリシャスなのです!
中央:開店から閉店まで途切れなく来客する人で店内は常に一杯
右:自分の好みに合わせて盛り合わせるプレート・ランチはサラダの種類も色々あって満足度花丸◎!

最後にオカズヤとしてご紹介するのはオーナーのルーシーさんがボディービルダーのだんな様とお料理を作っている「ルーシーズ・オカズヤ」。サドル・ロードへ向かう途中の両脇が住宅街の道に突然現れる、小さな一軒屋がお店です。

これも知る人ぞ知るオカズヤですが、今のこのロケーションに落ち着くまでに、数軒別の場所で営業していたそうです。

アヴォカドの入ったマキ・スシ(巻き寿司)がとっても美味!規模は他のお勧めオカズヤさんに比べると一番小さいのですが、カウマナ洞窟に行く道沿いにあるので朝食、昼食をゲットするのに寄ってみてはいかが?
(注:オカズヤは基本的に全てテイクアウトが基本です!)

ルーシーズ・オカズヤ
左:看板のロゴになっている家紋が目印だ
中央:カウンターの奥で働いているのがルーシーさん
右:カリフォルニア・ロールとオカズの組み合わせ

ハワイ・コミュニティー・カレッジ・カフェテリア

HCCメニューボード
毎日はメニュー変わり、4種類程のメインディッシュから選べる

さて、今回最後にご紹介させていただくのはちょっと一風変わったB級、ヒロのハワイ大学管轄、ハワイ・コミュニティー・カレッジ内のカフェテリア。いわゆる学食です。
ここがなんで?と思われるかと思いますが、こちらは学校の料理学部の生徒達が実習し、プロとして養成される為の場でもあるので、B級グルメの基本、安くて美味い、というハードルを見事にクリアしています!

ハワイ・コミュニティー・カレッジのキャンパスがあるのは、当「アロハ便り」の第4&5回合併号にてご紹介した、地ビール工場のメハナ・ビール工場の真向いなんですよ~(私の個人的なお勧めは、学食でランチをした後、向かいのメハナ・ビール工場でビールの試飲をしてランチ終了、というコース。お勧めです♪)。

キャンパス内ですが、大学の生徒や関係者でなくても誰でも食事をすることのできるカフェテリア、というところが◎。学食ですのでインテリアに関しては本当にお世辞でも「ナイス」とは言えませんが、そこは個人のイマジネーションで克服。下手なレストランよりヘルシーで美味しいですよ♪

HCCカフェテリア
左:これが料理学部の実践場、学食だ!
中央:ここに並んでオーダーする。学生に戻った気分?!
右:玄米が選べるのがヘルシーで嬉しい♪

如何でしたか? 今後ハワイ島ヒロで、皆様の好奇心旺盛な胃袋を満足させる参考になれば幸いです! それでは次回の「ヒロのB級グルメ・レポート第二弾!」もお楽しみに~!!

吉田玲子

今回取材した店舗情報:

  1. Don’s Grill:
    ビッグ・アイランド・キャンディーズと同じ通りにあります。
    メリーモナーク会場からも歩いて5分と超便利!
    住所:485 Hinano St., Hilo, HI. 96720
    営業時間:10:30 ~ 21:00 (火~木)、10:30~22:00(金)、10:00~21:00(土 日)
    定休日:月曜日
    電話番号:808-935-9099
    クレジットカード:Amex、Visa、MC
    お勧め料理:黒板に書いてある今日のお勧め、ディナー・メニューのロティセリー・チキン等も美味。
  2. Kawamoto Okazuya:
    住所:784 Kilauea St. Hilo, HI. 96720
    営業時間:6:00 ~ 12:30 (火~日)
    定休日:月曜日
    電話番号:808-935-8209
    クレジットカード:不可、現金のみ。
    お勧め料理:コリアン・フライド・チキン
  3. Hilo Lunch Shop:
    メリー・モナークの会場の斜向いにあります。
    住所: 421 Kalanikoa St., Hilo, HI. 96720
    営業時間:5:30 ~ 13:00(火~土)
    定休日:日 月曜日
    電話番号:808-935-8273
    クレジットカード:Amex、Visa、MC
    お勧め料理:プレート・ランチ
  4. Luci’s Okazu-ya:
    住所: 177 Kaumana Dr. Hilo, HI. 96720
    営業時間:6:00 ~ 13:30(月~金)
    定休日:土 日曜日
    電話番号:808-933-1743
    クレジットカード:不可。現金のみ
    お勧め料理:アヴォカド入り巻き寿司→通称カリフォルニア・ロール
  5. Hawaii Community College Cafeteria:
    住所:200 West Kawili St. Hilo, HI. 96720
    営業時間:11:00 ~ 12:30(火~金)
    定休日:月、土&日曜日
    電話番号:808-974-7431
    クレジットカード:不可。現金のみ
    お勧め料理:毎週メニューが変わるのでメニュー盤をチェック

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