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第9回クリス・フチガミ

プロフィール

1990年6月5日生まれ。ハワイ島ケアアウ地区在住。天才ウクレレ奏者であるジェイク・シマブクロの演奏に感銘を受け、13歳からウクレレを始める。
2006年ハマクア・ミュージック・フェスティバルの音楽奨学金コンペにて最優秀賞をウクレレを始めてから僅か2年足らずで受賞。2009年7月に待望の初ソロCDをリリース。今後最も注目度の高い若きウクレレ奏者です。
ホームページ:http://krisfuchigami.com


Reiko:
お久しぶりです!今日はお休みなのにお時間を作っていただきありがとうございました!今はまだ学校に通っているんでしたっけ?
Kris:
いいえ、ケアアウ高校を卒業して、現在はKTA(地元の大手スーパー)の本社倉庫で正社員として働いています。
Reiko:
仕事がお休みの日にわざわざ出てきてくれてありがとう!ではクリス君の家族構成からお話してください。
Kris:
僕は兄、姉、妹の4人兄弟姉妹の3番目です。ずっとハワイ島ヒロ近郊のケアアウ地区にて育ちました。父は日系四世、母は日本の山口県山口市出身の日本人です。
Reiko:
確かお母様のケイコさんは、クリス君のライブでキーボードを伴奏をされていましたよね。
Kris:
クリス君とお母さん
そうです。母と演奏し始めたのは約2年ほど前からですが、その前まではずっとソロで演奏していました。
母からは最初ピアノを教わったけど長続きしなかった(笑)!
Reiko:
では何がきっかけでウクレレを始めたんですか?
Kris:
ある夏、母が日本に他の兄姉妹と日本に里帰りをして、家に残った僕は超ヒマだったんです。
クリス君
それで兄の安物のウクレレをクローゼットの奥から引っ張り出して、学校の音楽の先生から以前聞いた、ウクレレ奏者のジェイク・シマブクロの名前を思い出したんです。
彼の音楽と演奏をインターネットで探し、それを聴いて衝撃を受けました。そのとき、「ジェイクの様にウクレレを弾けるようになりたい!」と言う思いに駆られたんです。
それからウォルマートで$10ドルのウクレレを買って練習を始めました。日本に居る母に電話を掛ける度に一曲弾いて、驚かせ喜ばせたい一心で、どんどんジェイクの曲などを練習して弾けるようになったんです。
そうしたら父がウクレレを真剣にやるならもっといいのを買ってあげる、と言うのでますます一生懸命練習を重ねました。それから4ヵ月後には新しいウクレレを買ってもらうことができました。
Reiko:
その熱意はすごいですね!それは何歳のときの夏休みだったんですか?
Kris:
僕が13歳の時、8年生(中学2年生)になる前の夏ですね。
Reiko:
全て独学でここまで弾けるようになったんですか?
Kris:
最初は見よう見真似でした。それから高校の友達にも教えてもらったのですが、やはりちゃんとした人から手ほどきを受けたほうがよい、ということで「ヒロ・ギターズ&ウクレレ」という、ヒロのダウンタウンにある楽器店でウクレレ講師をしていた、ジョー・マーカンド氏から2年間ほど演奏法、音楽理論や譜面の読み方、編曲方法等を教わりました。
Reiko:
もの凄いスピードで上達したんですね。ウクレレを弾き始めてからたったの2年後に、ハマクア・ミュージック・フェスティバル主催のコンペで優勝し、奨学金を獲得したと聞きましたが、そのときのことを聞かせてください。
Kris:
クリス君
このコンテストはハワイ島の14~19歳の音楽を勉強している学生達が、学校の先生や音楽のレッスンを取っている先生に推薦をしてもらい、カセットテープに自分の演奏を録音して、ハマクア・スカラーシップ・コンテストのオフィスに送ります。そのエントリーの中から最終選考で選ばれた10数人がコンテストのファイナリストとしてステージに立ち、審査を受けるんです。
フェスティバルには、僕とその他10人程の音楽を勉強している若者が参加しましが、ウクレレ奏者は僕だけでした。多分、そのとき僕は15歳で参加者の中では一番若かったと思います。
大会で弾いた曲はジェイク・シマブクロ作曲の「オレンジ・ワールド」と「クロスカレント」の2曲を弾きました。
前年も参加しましたが、3位だったので、優勝できたのはとにかくとてもうれしかった。あの優勝金のおかげで僕が今弾いているこのカマカのウクレレを買うことができたんですから、本当にハマクア・ミュージック・フェスティバルには感謝しています!
Reiko:
クリス君が「僕のアイドル」と公言しているジェイク・シマブクロ氏とは交流があるそうですね。
Kris:
はい、ジェイクには本当にお世話になっています。13歳の時に初めてジェイク本人に会うことができたのですが、そのときは本当に緊張しました。それ以来ずっと音楽的にも先輩として、色々教えてもらっています。
Reiko:
たとえばどんなことですか?
Kris:
ウクレレ
演奏するときの心構えや、観客の反応に合わせて音楽を選曲することの大切さ、それから音楽理論も一時期理解するのに、壁にぶつかったことがあったのですが、その問題を乗り越えられるように教えてくれたり…。
とにかく彼のおかげで、ウクレレと音楽をより深く理解することができています。
Reiko:
すばらしい先輩を持っていますね!音楽的には今どのようなことにチャレンジしたいですか?
Kris:
オリジナルの音楽を作曲する面で、人が今までやっていないことをやること、これは難しいですね!インスピレーションを感じたらウクレレを持ってとにかく感じるままに弾いてみる、というやり方で作曲をしています。
Reiko:
日本では演奏したことがありますか?
Kris:
高校卒業後の'08年の夏に、母の実家のある山口市に遊びに行ったとき、そこで結果的にたくさんの演奏をするチャンスに恵まれました。
Reiko:
音楽以外に好きなことは何ですか?
Kris:
高校時代はアメフト、それから陸上競技もやっていました。今は仕事の後にウェイトトレーニングやランニングをしたりしています。スポーツは大好きです。
Reiko:
音楽とスポーツ、いいコンビですね!体力は音楽を演奏するにも必要ですものね。それでは最後に、これからの抱負、将来に向けてどんな予定があるのかをお聞かせください。
Kris:
ウクレレを弾くクリス君
そうですね、今後は日本に行って演奏したいし、CDももっとリリースしたいし、映画のサントラなんかにもチャレンジしたいです。 とにかく少しでもジェイクに追いつきたいと思っています! 日本でも多分近々デビューできるようになると思うので楽しみにしていてください!
Reiko:
これからもがんばってくださいね!

インタビュー後日談

とっても素朴で実直な好青年。とにかくウクレレ命!という熱い姿勢がお話をしていても伝わってきます。私は友人のフラのパフォーマンスを観に行ったとき、前座として舞台に出たクリス君を初めて観て聞いたのですが、とにかく彼の「超絶技巧」に驚きました!ご両親に暖かく見守られ、サポート、そして理解を受け、日々精進のクリス君、かなり高感度◎です。とにかくたったの5年余りしかウクレレを弾いていないのに、この卓越した技術と熟練度、すばらしい才能を持った彼をおばさんは絶対応援しちゃいま~す♪

吉田 玲子


クリス君2010年新春ライブ情報

  • 場所:コペコペ・エスプレッソ・カフェ、ヒロ・ショッピング・センター内
  • 日時:2010年1月15日(金)&29日(金)20:30~21:00
  • CDジャケット

    *通常月一回又は二回のペースでライブ演奏予定

  • 場所:マウナ・ケア・オニズカ・ビジターズ・センター(ハレ・ポハク)
  • 日時:2010年1月23日(土) 19:30~20:30

CD情報

  • タイトル:「ノー・ターニング・バック(No Turning Back)」
  • リリース日:2009年7月4日
  • 価格:$14.00(米国内)、$15.00(海外)郵送費込み
  • 購入方法:クリス君のウェブサイト又はライブにて購入可能。
  • ウェブサイト:http://krisfuchigami.com
  • 内容:全9曲からなる待望の初ソロCD。カバーの4曲以外は全てオリジナル。母であるケイコさんもキーボード奏者として参加。一年かけてヒロにて録音された。

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