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モク・オ・ケアヴェ大会ワークショップ体験レポート

Moku O Keawe International Festival: Workshop Report!

アローハ・カコウ、そして新年明けましておめでとうございます!皆様お元気でお過ごしでしょうか?
本年も皆様にとってよい一年になりますよう、お祈り申し上げます! さて、遅ればせながら去年の11月に行われた第4回モク・オ・ケアヴェ・インターナショナル・フェスティバルのワークショップ体験記をお届けし致します!

今回、当フェスティバルに審査員として初参加されたクム・フラ、ハワード・アイ氏。アイ先生は、1975年以来、オアフ島に本拠地を置く名門ハーラウ・フラ・オラナのクム・フラとして、ご夫人であるオラナさんとご一緒にフラを教えていらっしゃいます。
こちらのハーラウはケイキ・フラが特に有名なハーラウで、クムの家族全員が才能溢れる芸能一家であることでもよく知られています。
実の娘であるナタリー・アイさんは2009年「最優秀女性ヴォーカリスト」として、ナ・ホク・ハノハノ賞を受賞されたほど、父親譲りの歌唱力の持ち主。彼女は1990年のメリー・モナーク・フェスティバルのミス・アロハ・フラ部門の優勝者でもあるんです。
そんな芸能一家の長であるクムは、フラの師匠として、そして美声の持ち主としても有名でいらっしゃいます。

クムのレッスン風景
去年の2009年のナ・ホク・ハノハノ賞では待望の初のソロ・アルバム「カレイフルマノ(Kaleihulumamo)」で2部門(最優秀男性ヴォーカリスト&最優秀人気エンターテイナー)にノミネートされたほど。ということで、今回のフラ・アウアナのワークショップではその美声を生で聞ける、と密かに楽しみにして参加させていただきました♪

ワークショップが行われたのは、マーケット・プレイスも開かれたワイコロア・ビーチ・マリオット・リゾート・ホテルの宴会場の一室。 地元と日本から総勢20名ほどの生徒さんたちが参加されました。参加された生徒さんのレベルもさまざまで、全くの初心者から現役の先生まで、幅広い層の生徒さんが集われました。
先ず最初にクムからのご挨拶があり、早速クムのハーラウでも使われているフラ・アウアナのもっとも基本的なステップ、6種類ほどをウォームアップも兼ねて練習。私もいつもは見ているばかりなのでこれを機会にと一緒に参加し、フラの基本に初挑戦してみることにしました~!やってみるとやはり、というか、当然なのでしょうが、以外と体全体にかかる運動量があることがわかりました。そして基本ステップ以外にも実際にお題である、アウアナの曲の踊りのステップも学んだのですが、これがけっこう初心者には大変難しくもあり、やはりやってみないとフラの奥深さがわからないのだな~、ということを実感しました。

クムのレッスン風景

今回クムが選んだアウアナの曲、「ワイアナエ・フラ」はハワイのカウボーイであるパニオロのことを歌った曲です。クムはハワイ島で生まれ、幼少時代をヒロで過ごされたそうですが、パニオロの家系として有名なワイメアのリンゼイ家は、なんとクムの親戚なのだそうです。
ステップの次に歌詞の説明が行われましたが、その最中、パニオロであった叔父やお祖父さんたちのお話など、代々家族に語り継がれているストーリーを面白おかしくお話ししてくださいました。パニオロ=カウボーイの気性、生活様式など、歌詞に関連する内容をより深く理解することで、踊るときの表現の土台ができるから、といった配慮なのですね。

歌詞にはこの曲の舞台となったオアフ島ワイアナエ地域に育つ「パニニ(サボテン)」の花が登場しますが、なんとこのパニニの実は食べられるのだそうですよ!クムの話によると、サボテンに生る赤や黄色の実はまず細かいトゲが産毛の様に生えているので、先ず実を地面に転がしトゲを取ります。その後に実を半分に切って中身を食べるそうですが、この中身の部分が高級メロンのように甘くとっても美味しいのだそうです!サボテンの実が食べれるとの珍しい情報に、面白い事を教えていただいたな~、と皆で得した気分になりました。
この踊りにはその他に牛や馬のパニオロに関連した動物の様子が描写され、それがまた振付けられ、本当に観ていてパニオロのライフスタイルがうかがい知れる楽しい踊りでした。クムがウクレレを片手に歌いながらレッスンをしてくださるのですから、それも効果の一つとしてなんだか贅沢なレッスン気分を味わうことができました。

ワークショップは朝の9時から昼の12時までの3時間。この短時間にステップの復習から、歌詞の解釈、それから振り付け、そして完成まで、かなりの強行レッスン!そしてフェスティバル最終日に行われるホイケ(レッスンの発表会)ではステージ上で踊りを披露するのですが、それもこのたった一回のワークショップの翌日に踊るのですから、かなりのプレッシャーなのです。

リハーサル

そこでクムのご配慮から、レッスン時間を30分程延長し、曲頭から終わりまで何回も丁寧に間違いやすい所を復習。たったの3時間だけのレッスンで舞台に立つのかと思うとちょっと…! でもクムはとにかく練習!ということで、次の日の本番前のリハーサル時間を確認し、取り合えずワークショップは終了しました。

そしていよいよ日曜日の昼間、ワイコロア・ボウルズ・クイーンズ・ガーデンズの本番舞台にて、場当たりも兼ねたリハーサルが30分程あり、入場から立ち位置、踊りのフォーメーションの確認などを実際の舞台上にて実施。全員が同じ衣装を着ることは不可能なので、練習用のパウ・スカートと白いTシャツが舞台衣装、ということに決定し、それらを持っていない人は購入する、ということで対応することになりました。舞台でのリハ時間が終了した後も、生徒さんの熱心な学ぶ姿勢に応え、クム・ハワードが予定外に1時間近く練習を見てくださることに。
アロハが一杯なクムなのでした!

さて、クム・ハワードはホイケ本番が終了次第、コナ国際空港へ行き、コナ→ホノルル便の最終便に乗らなければいけない事情があったため(数日後日本へ行かれる為!)、ホイケの出場はトップバッター、ということで一番最初の出場が決まっていました。夕方6時から始まるホイケ、舞台裏30分前に生徒さんが続々集合し、自然に練習が始まります。
クムはこの時初めてハウス・バンドと会い『ワイアナエ・フラ』の打ち合わせを行います。ここが相当ハワイアンな対応で、さすが感心させられるところ。演奏リハは本番直前に軽く話し合いをしただけでした!

本番ステージ
そしていよいよ本番。お客様も着席した頃合を見て、クムとハウスバンドがステージに登場、先ずは今回の曲とワークショップの内容の紹介がありました。
舞台袖でドキドキしながら出番を待つ生徒さんたちは準備万端で、クムからの呼び掛けを待ち、さあ、舞台上へ皆さん登場です!そしてクムのウクレレのイントロからぴったり呼吸が合った「ワイアナエ・フラ」の演奏が始まり、いっきに約3分半ほどの踊りが終了。私は観客側でその踊りを観ていましたが、皆さんとっても楽しそうにパニオロの様子が生き生きと伝わるすばらしい踊りを披露されました。お客様も拍手喝采!舞台から降りた皆さんもホッとされた様子でクムとご挨拶を交わしたり、記念撮影をしたりし、今回のワークショップは、約一日半の練習の成果を、すばらしいホイケのパフォーマンスで結び、無事、幕を閉じました。

ということで、穏やかでやさしいクム・フラ、ハワード・アイ氏によるフラ・アウアナのワークショップは、皆さん参加された方々にとって短いけれど、とっても思い出深いフラの文化体験になったのではないでしょうか?
私も基本ステップとパニニとパニオロのお話をワークショップのお土産にさせていただきました!

それでは今年もさまざまなハワイ文化に関する特別レポートを皆様にお届けできるようがんばります!

吉田玲子

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